「大竹伸朗 ビル景 1978–2019」画集
Shinro Ohtake BLDG. 1978-2019
会期:2019年7月13日(土)~10月6日(日)
未発表作品から最新作まで、約40年間で制作された
「ビルのある風景画=ビル景」、全作品830点。
常にその制作活動がみるものを惹きつけて止まない画家・大竹伸朗が、1978年から2019年現在まで約40年間継続して制作を続けている「ビルディング・シリーズ」=「ビル景」全作品を収めた画集が出来上がりました。
「ビル景」はその大半が実在の風景の写真ではなく、香港やロンドン、東京といったさまざまな都市の記憶と、意識的・無意識的に断続的に現れる「ビルのある風景」やそこに伴うイメージによって描かれた作品です。
2000年代に行われたいくつかの展覧会での経験から、作家自身が3年余りかけ「ビル景」作品を調査し、集められた全作品830点を時系列で収録しています。
「続けようとすることよりも続いていってしまう事柄の中に探しものはいつでも隠れている」*と自身が語るように、ひとりの作家の画業約40年の作品群からは、その時折々の環境や心情による変化が垣間見えると同時に、一貫して変わらぬ制作意欲と、得もいわれぬ圧倒的な説得力を持ちます。
B4サイズという大判の判型により質感や作品の細部まで再現され、活版印刷を施した装丁や、封入された特製付録「活版画」は、印刷物にこだわりのある読者にも満足の一冊となっています。保坂健二朗氏(東京国立近代美術館)による、新しい角度からの大竹伸朗「ビル景」論も必読。
*(大竹伸朗「見えない音、聴こえない絵」『新潮』2019年4月号)
内容:
▽ビル景 1978-2019
▽テキスト
大竹伸朗:ビル景
保坂健二朗(東京都国立美術館主任研究員):ビルを愛する画家、大竹伸朗
▽略歴
▽作品リスト
執筆:大竹伸朗、保坂健二朗(東京国立近代美術館)
デザイン:小関学(Edit.35)
協力:Take Ninagawa
仕様:B4判|322ページ|ソフトカバー
活版印刷スリーブケース入り
付録:特製活版画(240 x 350mm)封入
言語:日英バイリンガル
ISBN978-4-908062-26-1 C0071
発行:HeHe
この商品を見た人はこちらも見ています