堀 真理子 著
※著者サイン入り!
ドラマが崩壊した今、私は「非」の演劇人ベケットを選ぶ
ー磯崎 新 氏
人類滅亡時代の文学者・演劇人ベケット像が 切々と立ち上がってくる
ー片山 杜秀 氏
本人による数百か所の台本改訂と詳細な演出ノートー
ベケットがアップデートし続けた『ゴドー』の神髄とは何か?
1953年に初演され、現代演劇に決定的な影響を与えた『ゴドー』。「不条理」や「ディスコミュニケーション」が日常化している現在、ベケット自身による改訂と演出から何を読み取ることができるか。
目次
本書で言及している『ゴドーを待ちながら』年表
まえがき
第Ⅰ部 『ゴドーを待ちながら』の誕生
第一章 『ゴドーを待ちながら』とサミュエル・ベケット
第二章 『ゴドー』が与えた衝撃
第三章 「ゴドー」を「待つこと」をめぐって
第Ⅱ部 ベケットが演出した『ゴドーを待ちながら』
第四章 演出家ベケットが遺した「演出ノート」
第五章 美しさと対照のバランス
第六章 バレエのような動き
第七章 せりふの音楽性とコメディ要素
第Ⅲ部 『ゴドーを待ちながら』の今日性
第八章 戦争の記憶の先に
第九章 忘却のかなたから
あとがき/サミュエル・ベケット年譜(1906-1989)/注/引用文献
判型:四六上製/ 288ページ
ISBN: 978-4-86578-138-0
刊行日: 2017/09
発行:藤原書店